毎日の生活を快適に過ごすのに寝室やトイレ、浴室は大切な空間であり、高機能かつ適度な広さを兼ね備えた賃貸物件は人気です。
今回取り上げるお風呂にしても、最近は加速度的にイノベーションが進み、快適さを追求した高機能化商品が続々登場しています。
長らく主流だったバス・トイレ一体型も最近トレンドが変わってきており、双方を別にしたタイプが賃貸物件でも人気を集めつつあります。
とはいうものの、高機能で広くバス・トイレ別となると当然家賃にも違いが出てくるはずで、経済面と快適さ追求のバランスをどうとっていくかは大切な問題です。
今回の記事は賃貸物件のお風呂をテーマに、イノベーションが進む機能・ユニットバスのメリットやデメリット・ゆったりスペースタイプなどのトレンドを、家賃動向とあわせて紹介します。
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長らく日本では「お風呂とは髪や体を洗うためて清潔に保つための空間」との考え方が主流でしたが、最近トレンドとなりつつあるのは「リフレッシュする空間」としてのお風呂です。
「人気のゆったりお風呂」と聞くと広々湯舟を想像しますが、最近のトレンドは広さを追求しているわけではなく、むしろ「ゆったり過ごせる空間」を追求しています。
その中でも話題なのが「猫足バスタブ」、最近の賃貸物件情報を閲覧すると、このフレーズを散見するるようになりましたがご存じでしたでしょうか?
この章では、賃貸物件で注目を集めている猫足バスタブについて、具体的な特徴やメリット、使用上の注意点を中心に解説します。
猫足バスタブとは?
猫足は、バスタブ以外にもテーブルやいすの脚下部によく用いられており、猫のように湾曲した独特の形状により、デザイン性を高めています。
猫足バスタブは猫足を用いながら、さらに浴槽形状も美しい丸みを帯びているのが特徴で、直線的・機能的な一般的お風呂のデザインとは対極的です。
日本の浴室はコストやメンテナンス性といった機能に優れるユニットバスが主流でしたが、最近はデザイン重視の流れから猫足バスタブが注目されているのです。
猫足バスタブのどこがいいのか
まるで19世紀のヨーロッパ・アメリカを思わせるデザインは独特の雰囲気を醸しだし、浴室をおしゃれな空間に一変させます。
猫足も、シンプルな形状からアールデコ調の壮麗なものまでさまざまなタイプがあり、浴室を思うがままの空間に演出してくれます。
猫足バスタブの白い浴槽に、ヘリボーンタイルをあわせてアクセントにしたり、コンクリートの床を用いたりした空間を演出した賃貸物件も登場しています。
さらに、浴槽と浴室の床・壁が一体になっているユニットバスと異なり、床と浴室底面に空間があるので通気性が確保されることもメリットの1つです。
猫足バスタブの注意点
浴室床とのすき間が存在しないユニットバスと異なり、猫足バスタブの場合はすき間にモップなどを差し込んで掃除しなければいけません。
浴槽のお湯を抜く際に排水が洗い場を通る場合は、喚起や乾燥に気をつけないと、床に水分が残ってカビや汚れの原因になりかねません。
日常的なケアとしては、入浴後は床を洗剤や防カビ剤で掃除すると同時に、床や壁さらには浴槽外側に残った水滴をしっかりふき取りましょう。
賃貸物件のお風呂トレンド2:高機能オートバス

この章では、最近の賃貸物件でちらほら見かけるようになった「オートバス機能」つきお風呂について、追い炊き機能との違いを含めて解説します。
オートバスの機能
少し前まで賃貸物件のお風呂といえば、給湯機能以外ついていないのが当たり前でしたが、最近は追い炊き機能が標準装備となりつつあります。
オートバス機能はさらに一歩進んで、キッチンなどに備え付けられたパネルの操作により、遠隔による自動給湯や自動追い炊きを可能としています。
オートバス機能にもセミオートとフルオートがあり、セミオートの場合は湯温・湯量を手動で調整するのが基本で、いったんお湯を張っても温度が下がったら自分で追い炊きします。
一方でフルオートバスの場合は、自動給湯でお湯を張った後に温度が下がらないよう自動保温機能が働くので、自分でパネルを操作する必要はありません。
すべてのモノがネットにつながるIoT(インターネットオブシングス)は日々進化しており、お風呂の機能も例外ではありません。
最近では、外に出かけていてもスマートホンからインターネット経由ででお湯張りや追い炊きをを操作できるお風呂も登場しています。
オートバス機能のメリット
賃貸物件のお風呂で面倒なのは、お湯を張るときに湯温や湯量を確認することで、いちいち「そろそろ一杯になったかな」と確認するのは面倒だし、ついつい忘れたりもします。
追い炊き機能がついていても、手動の場合はやはり「もう沸いたか」確認しなければならず、下手をするとゆで風呂になってしまいます。
オートバスの場合は、お湯の入れすぎや沸かしすぎの心配もありませんし、アナウンス機能によって音声で追い炊きや給湯が終わったことを教えてくれます。
オートバス機能のデメリット
賃貸のお風呂でのデメリットは、ガス代負担の心配で、特にフルオートバスで自動保温機能を効かしていると、使用していない時間帯にもガスを消費します。
賃貸物件のお風呂トレンド3:バス・トイレ別

この章では、今でも賃貸では一般的なトイレ一体型のお風呂に対して、徐々に普及しつつあるトイレ別プラス脱衣所つきお風呂について紹介します。
トイレ別プラス脱衣所つきお風呂のメリット
2人以上で暮らしている場合、誰か1人がトイレに入っているとき、同居人はお風呂に入ったり顔を洗ったりすることができません。
たとえ1人暮らしであったとしても、用を足す同じ空間で、常に洗面や入浴をすることに生理的または精神的抵抗を感じる人も多いでしょう。
加えて脱衣所がないと、食事や寝起きをする部屋で服を脱いで浴室に入らなければならず、1人暮らしならそれでも我慢できますが、お客が入浴するときには本当に困ります。
賃貸物件でトイレ別・脱衣所つきお風呂を選べば、こうした不便がすべて解消され快適な生活が送れますし、特に2人以上で暮らすなら重視したい要素です。
トイレ別プラス脱衣所つきお風呂のデメリット
脱衣所を確保するためには相応のスペースが必要になるわけで、同じ専有面積の場合は他の生活空間を減らさなければならないし、生活空間を同じとするなら専有面積が増えてしまいます。
ますます快適になるお風呂
猫足バスタブ・オートバス・トイレ別で脱衣所つきなどますますくつろげる賃貸物件のお風呂ですが、快適機能はこれだけではありません。
冬場でも寒くないように暖房が効いたり、入浴後の防カビ対策として乾燥機能がついていたり、さらにミスとシャワーを楽しめるお風呂も登場してきました。
賃貸物件の快適お風呂と家賃との関係
お風呂の快適性・高機能化がすすめば進むほど、ますますコストがかかるわけで、そうなると気になるのが家賃の影響です。
例えば同じエリアで20㎡前後のワンルームを比較しても、トイレが別かそれとも一体型かという違いで、家賃は1万円以上違ってきます。
まとめ
今回の記事で紹介したように、賃貸物件でお風呂を選ぶうえで、快適さや機能性を重視するかそれとも家賃を選ぶかは、自らの価値観つまり何を大切にしたいかで判断しましょう。
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