テレビ番組の影響もあり、近年なにかと話題になるのがテラスハウスです。
おしゃれなイメージを持つ人が多いテラスハウスですが、そもそもどういった建物を指すのでしょうか?
今回の記事では、テラスハウスの特徴やメリットデメリットを紹介します。
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テラスハウスとは、戸建てをつなげて並べた建物を指します。
テラスハウスの多くが2階建てで、各住戸は隣の住戸と壁を共有しています。
もともとはそれぞれの住戸が専用の庭とテラスを持っていたことから、「テラスハウス」と呼ばれるようになりました。
テラスとは建物の一階部分から外にせり出した空間で、屋根がない場所を指します。
戸建てでよく見られるウッドデッキも、テラスの一種とされます。
ちなみに「テラス」という言葉は、もともとラテン語で「土」や「盛り土」を指す言葉で、地面に接していなければテラスと呼ばれることはありません。
テラスハウスとタウンハウスはどう違う?
テラスハウスと似た建物に、タウンハウスがあります。
タウンハウスとは、テラスハウスと同様に「隣の住戸と壁を共有している住宅」を指すため、両者を同じと考える人は少なくありません。
しかし実際は、タウンハウスとテラスハウスでは、敷地に対する権利形態が異なります。
タウンハウスでは、それぞれの住戸の所有者が専有面積の割合によって「敷地権」を持っています。
住民みんなが利用できる庭がある、管理組合があるといったように、権利形態や管理の方法は「分譲マンション」に似ていることが特徴です。
対してテラスハウスでは、敷地を分筆してそれぞれの住戸の所有者が所有権を持つのが一般的で、戸建て住宅に近い点がタウンハウスと異なります。
テラスハウスのメリットとは

テラスハウスに住むメリットとは、どのようなものがあるのか気になる方もいるのではないでしょうか。
テラスハウスに住むと、以下のようなメリットがあります。
●一戸建てのように生活できる
●上下階の音を気にしなくていい
●共用部分がない
●おしゃれな家が多い
●庭がついている物件もある
それぞれ詳しく解説していきます。
一戸建てのように生活できる
テラスハウスとは、住戸が連なっている建物であることから集合住宅のように見えますが、実は戸建てが横につながったものです。
そのため集合住宅のようでありながら、一戸建てに住んでいるのと同様に暮らせることがメリットです。
玄関も階段も独立しているので、家に入ってしまえば2階建ての家に住んでいるのと変わりません。
壁こそ共有していますが、普段生活しているなかで隣戸を意識することはないでしょう。
上下階の音を気にしなくていい
テラスハウスの2つ目のメリットは、上階や下階の音を気にする必要がないことです。
マンションやアパートに住んでいると、上の階の住人が大きなものを落とした音や、子どもが走り回る足音が響いて不快に感じることがあります。
反対に、自身がたてる音が下に迷惑をかけないか、常に気になってしまいます。
その点テラスハウスであれば、上階に人が住んでいないので音が気になることはありません。
自分の子どもが2階で走り回っても、下にいるのは家族なので大丈夫です。
上下階の騒音トラブルを気にせず暮らせることは、テラスハウスのメリットです。
共用部分がない
テラスハウスには共用部分がないことも、メリットのひとつとして挙げられます。
マンションやアパートでは、入り口や廊下、エレベーターなどを共有しています。
自分の部屋にたどり着くまでに人と顔を合わせる可能性は、決して低くありません。
また共用部分が汚れていたりゴミが散らかっていたりすると、不快な気分になることもあります。
テラスハウスには共用部分がないので、そういった心配が不要になることが特徴です。
それぞれに玄関がついているので、外から帰ったらそのまま自分の住戸に入れます。
おしゃれな家が多い
テラスハウスにはおしゃれな家が多いこともメリットです。
そもそもテラスハウスとは、イギリスが発祥の地といわれる住宅様式です。
そのため外観も洋風で、内装もスタイリッシュな造りをしている物件が多く見られます。
テラスハウスは一般のアパートでは満足できない若い世代をターゲットにしているものが多く、個性的なこともポイントです。
普通の集合住宅では味わえないおしゃれな生活を楽しみたいなら、テラスハウスはおすすめです。
庭がついている物件もある
テラスハウスには、庭がついている物件も多くあることが特徴です。
テラスハウスは戸建てに近い暮らしができることを売りにしているケースが多く、敷地に余裕を持たせている物件も少なくないためです。
庭がついている場合、住戸の前の庭は専用スペースとして自由に利用できます。
ガーデニングを楽しんだり、お休みの日にはバーベキューをしたりするなど、一戸建てと同じように楽しめます。
テラスハウスのデメリットとは

テラスハウスに住むデメリットとは、どのようなものなのかを紹介します。
テラスハウスのデメリットとしては、以下の4つが考えられます。
●木造が多く隣戸の音が気になる
●内階段の勾配が急な物件がある
●窓の数が少ない
●集合住宅のようなルールが決められている場合もある
それぞれの内容を詳しく説明します。
木造が多く隣戸の音が気になる
一般的にテラスハウスは木造であることが多く、隣戸の音が気になる点がデメリットです。
ほとんどが鉄筋コンクリート造であるマンションと比較すると、遮音性に劣る特徴があります。
とくにテラスハウスの場合、隣戸と壁を共有しているため構造は木造アパートと同じです。
上下階の音は気になりませんが、隣戸が洗濯機やシャワーを使う音などは聞こえてくるかもしれません。
内階段の勾配が急な物件がある
2階建て構造になっているテラスハウスには内階段がありますが、勾配が急な物件があることにも注意が必要です。
限られた敷地を有効に利用しようとすると、階段の傾斜がどうしてもきつくなってしまいます。
勾配が急であるため階段の踏み幅が狭いケースも多く、踏み外すと一気に下まで転落する危険性があります。
小さな子どもがいる、お年寄りがいるといった場合には、転落防止にゲートや手すりをつけるといった対策が必要になるかもしれません。
窓の数が少ない
テラスハウスは一戸建てがつながった形をしているので、両端にある住戸以外は隣戸と接している面に窓がないこともデメリットです。
テラスハウスは隣戸と壁を共有しているので、マンションの中部屋と同様に、玄関のある面とその対面の2面にしか窓を設けられないのです。
ただしテラスハウスは2階建てになっていることから、2階にも窓があるので風通しが悪いとは限りません。
採光性をよくするために天窓を設けている物件もあるので、日当たりについても問題ないケースもあるでしょう。
集合住宅のようなルールが決められている場合もある
一戸建てのように暮らせるテラスハウスですが、住戸がつながっているため集合住宅のように一定のルールが設けられているケースもあります。
具体的にはペットの飼育が禁止されていたり、ゴミ出しのルールが決まっていたりする場合もあるようです。
同じ敷地で暮らす以上、決まりを守って迷惑をかけない心構えが必要です。
まとめ
隣戸と壁を共有しているテラスハウスは、一戸建てのように暮らせる、上下階の音を気にする必要がないなど魅力の多い物件です。
その反面遮音性が低い、内階段の勾配が急な可能性があるといったデメリットがある点には注意が必要です。
テラスハウスに暮らすときは、今回ご紹介した特徴やメリット・デメリットを比較したうえで入居を検討するのがおすすめです。
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