賃貸住宅に引越したあと、挨拶回りをすべきか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
挨拶回りにはメリットが多いですが、時代も変わり方法も変化しています。
今回は賃貸住宅での挨拶回りについて、メリット、範囲、粗品、コロナ時代の賃貸住宅の挨拶回りの点を中心に解説していきます。
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最近では賃貸住宅では挨拶回りをする人は減ってきています。
特に、一人暮らしをしている人のなかには、挨拶回りをした経験もされた経験もないという人も多いかと思います。
また、特に必要性を感じないという人も多いでしょう。
賃貸住宅は戸建て住宅や分譲マンションなどとは異なり、近くの住民や同じ賃貸住宅の住民が一生そこに住んでいるということはそれほど多くはありません。
そのため、同じ賃貸住宅の人も、挨拶回りが無かったことで失礼だと思う人はあまりいないでしょう。
しかし、小さいお子さんがいるファミリーや、ペット可の物件で大きな声で鳴くペットも一緒に暮らす場合は、挨拶回りをしていたほうがメリットに働くかもしれません。
挨拶をしておけば、多少音をたててしまっても、「小さい子どもがいるならしょうがない」と思ってもらえることが多くなるようです。
そのため、お子さんがいるファミリーの中には、引越してきたときだけではなく、退去時にも挨拶回りしたという人も少なくありません。
また、最近では地震や洪水などによる停電や被害などもあるので、挨拶回りをしておけば、何かあったときに状況を尋ねやすくなります。
くわえて、ファミリータイプの賃貸住宅の場合、挨拶回りの際に同じくらいの年代のお子さんがいるご家庭と出会えたということもあります。
仲良くなれば、保育園や幼稚園、児童館などの遊び場についての情報も聞けますし、一緒に遊べるようになる可能性もあるかもしれませんね。
賃貸住宅での挨拶回りのタイミングや範囲
挨拶回りは引越しする前か引越してきた当日がベストですが、お互い忙しいこともあるので、引越し後10日以内までが目安となります。
引越し作業で音を立ててしまったり、廊下をふさいだりして迷惑をかける恐れがあり、また最初に挨拶をしてしまったほうが精神的にも楽というのも理由です。
次に、挨拶回りの範囲についてですが、大家さんや管理人さんには挨拶をしておくようにしましょう。
いろいろと頼りにする機会が多いですし、挨拶をしておけば、困ったことがあったときも対応してもらいやすくなります。
続いて住民に対しての挨拶回りです。
挨拶回りをするか悩んだら、部屋を借りる際に不動産会社に相談したり、大家さんや管理人さんに聞いてみたりすることをおすすめします。
一人暮らしが多いワンルームマンションであれば、挨拶回りは特段する必要はありません。
大学生や若い人が多いアパートやマンションの場合、挨拶に来られても出たがらない、困るという人も多いのです。
日中は仕事や勉強で遅く帰って来る方もおり、ずっと会えないということも少なくありません。
特に女性の一人暮らしの場合は、挨拶に行くことで顔と名前を知られてしまう心配もあると思います。
隣人とは建物内ですれ違った際に「こんにちは」「おはようございます」と挨拶をかわす程度で十分です。
ファミリータイプのマンションの場合は、左右の部屋だけ挨拶をすればいいでしょう。
小さい子どもがいるファミリーや、大きな声で鳴くペットがいるような場合は足音や声が響く可能性があるので、階下、階上の住人にも挨拶をしておくことをおすすめします。
というのも、賃貸住宅での住民同士のトラブルとして、騒音トラブルは一定数を占めます。
知らない家庭から騒がしい音が聞こえてきたら、悪い印象になってしまうことも否めません。
事前の挨拶回りで、「小さい子がいるので、うるさくすることがあるかもしれません」と言われれば、印象も変わってくるはずです。
挨拶回りの際には「隣(上、下)に引越してまいりました〇〇と申します。これからお世話になります。よろしくお願いします。」が基本となります。
賃貸住宅で挨拶回りをする際に渡したい粗品
挨拶回りの際には、一般的には手ぶらではなく、粗品を持って行きます。
まず粗品の金額ですが、あまりにも高いものは相手にとっても負担になりますので、500~1,000円以内の範囲から選ぶといいでしょう。
実際に店頭に買いに行ってもいいですし、ネットで注文することもできます。
ネット通販などで、「挨拶回り 粗品」で検索すると、世間一般的に購入されているものが分かりますし、熨斗の付け方も参考になります。
個包装で何人かで分けられ、日持ちがするクッキーなどの菓子折りや米は挨拶回りの定番です。
菓子折りは値段も比較的高いので、大家さんや管理人さんなど、助けてもらう機会が多い人にはいいかもしれません。
住民の場合はもちろん菓子折りでもいいですが、賞味期限が短いものの場合、忙しくてなかなか会えない時に買い直す必要が出てきてしまいます。
定番はタオルや洗剤、ラップ、ふきんなどのキッチン用品、ゴミ袋などの消耗品です。
コロナ禍ということもあり、ハンドソープや除菌スプレーなどを渡す方も増えてきていますし、利便性の高い図書券やクオカードを選ぶ方もいます。
手土産や粗品の場合、できれば外側に「ご挨拶」という熨斗をつけておけばいいでしょう。
コロナ時代の賃貸住宅での挨拶回り
コロナの時代になり挨拶回りの形も変わってきました。
部屋のすぐ近くだとしても、必ずマスクを着用して回るようにしましょう。
家族全員で挨拶に行くよりは、誰か一人が代表して訪問するかたちのほうが受け入れられやすいかと思います。
また、必ずしも対面で話す必要はなくインターホン越しで話して、「コロナ禍なので、インターホン越しで失礼します」と一言添えればよく、粗品はドアノブにかけてもいいでしょう。
また、挨拶の手紙を郵便受けに入れておくという方もいて、インターネット上には挨拶の例文を紹介するwサイトもあり、このような時代では決して失礼にはあたりません。
一般的には、挨拶回りの時間は午前10時から午後6時までにすべきだと言われますが、今は共働き世代も多いですし、日中は誰もいない家庭も多いでしょう。
2~3回行って会えないようでしたら、手紙を書いて郵便受けに入れたり、ドアノブに手紙と一緒に粗品を入れた袋をかけて対応するのも方法の一つです。
その場合、菓子折りなどの食べ物が外に置いてあることに抵抗を感じる人も多いので気をつけてください。
そのようなこともあるので、菓子折りよりはタオルなどの粗品のほうが重宝します。
直接会って話ができない場合や家族の代表しか挨拶回りに行っていない場合は、後日、廊下や玄関先で偶然会ったときに、挨拶をすれば問題ありません。
お子さんの声や音がうるさいかもしれないと心配なときは、「いつもうるさくしてすみません」と一言添えておけばよいでしょう。
まとめ
賃貸住宅の挨拶回りについて、メリット、範囲、手土産や粗品、コロナ時代の対応などの点から解説をしてきました。
最近では挨拶回りをする人も以前より少なくなってはいますが、お子さんがいる家庭でしたらしておいて損はないでしょう。
コロナ時代の挨拶回りの方法も参考にしてみてください。
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