賃貸を探すなかで、「ロフト付き物件」を目にしたことがありませんか?
オシャレで秘密基地のようなイメージがあるため、ちょっと特別感を感じますよね。
しかしロフトにはメリットだけでなくデメリットも生じます。
この記事では賃貸物件のロフトとはどのようなものなのか、メリットとデメリットを含め見ていきます。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら賃貸で見かけるロフトとは?
まずは賃貸で見かけるロフトとは、どのようなものなのかを見ていきましょう。
ロフトとは部屋の天井付近に設けられた空間(部屋)のことです。
あえて天井を高くし、室内が上下2層にわけられています。
ロフトと聞くと、屋根裏部屋や小屋裏収納、グルニエをイメージする方が多いですが、ロフトは居住スペースとして設計されたものです。
寝室や書斎として利用できるのはもちろん、収納スペースとしても利用できます。
ロフトの定義とは?
賃貸にロフトを導入するためには、建築基準法にのっとって設計しなければなりません。
また自治体によって条件が異なるので、「建築基準法に従っていればいい」と言うわけではないので注意しましょう。
一般的には以下のような空間をロフトと呼びます。
●ロフトの面積が部屋の床面積の半分であること
●天井高が1.4メートル以下であること
●可動はしごがあること
このようにさまざまな条件をクリアしないとロフトと呼べません。
とくに天井高と面積においては最低条件になります。
1.4メートル以上の天井高になると、階数が増え、ロフトと呼べなくなってしまうからです。
1.4メートル以下であれば階数が増えない(1階建てなら1階)のでロフトとしてみなされます。
また面積とはあくまでもロフトをつくる部屋の面積です。
2階建ての賃貸で1階部分に導入する場合は、1階の床面積の半分以内となります。
床面積に含まれない
ロフトは建築基準法において、グルニエなどと同様小屋裏収納に該当します。
そのため図面に表記される床面積には含まれません。
ロフト付き賃貸を選ぶメリットとは?
ではロフト付き賃貸を選ぶメリットとは、どのようなことが挙げられるのでしょうか?
部屋を広く使える
ロフト付き賃貸を選ぶと、部屋を広く使えるのがメリットです。
一般的なワンルールの場合、居住スペースと水回り、クローゼットで間取りが構成されます。
荷物が多いと備え付けのクローゼットでは足りず、キャビネットや収納ボックスなどを購入するケースもあるでしょう。
そのぶんスペースが狭くなるので、圧迫感を感じてしまいそうです。
しかしロフト付き賃貸であれば、ロフト部分を収納に利用できます。
一般的なクローゼットに比べて広さがあるので、アウトドアグッズやシーズン用品など、大きな荷物を収納することも可能です。
ロフトがあるぶん部屋を広く使えるので、ワンルームでも快適な賃貸生活を送れます。
開放感がある
開放感を得られるのも、ロフト付き賃貸を選ぶメリットです。
先述した通り、ロフトは部屋自体の天井が高くなっています。
高い天井は目線がうえにのびるため、開放感を得やすく、実際の床面積より広く見えるのです。
ハイタイプの家具を置いても圧迫感を感じにくいので、選ぶ家具の幅も広がりますね。
「家具やインテリアにこだわりたい!」という方は、ぜひロフト付き賃貸を検討してみてください。
寝室やリモートワークの場所として利用できる
ロフトは寝室やリモートワークの場所としても利用できます。
屋根裏収納や小屋裏収納、グルニエは、あくまでも収納スペースというくくりなので、人が過ごすことを前提につくられていません。
窓や換気口が設けられていないケースもあり、湿度や温度管理がしにくくなります。
その一方ロフトは居住スペースとして設計されているので、窓などの開口部があり、快適に過ごせるのがメリットです。
最近は新型コロナウィルスの影響により、リモートワークに切り替えている方も多いのでは?
ロフトならデスクを置いてリモートワークの場所をつくることも可能です。
急にリモートワークになった際、仕事する場所の確保が難しいと言われています。
ダイニングやリビングだと公私の区別がつきにくく、仕事の効率が悪くなってしまうことも。
また急遽部屋のなかにリモートワーク用のスペースをつくるのは難しいですよね。
ロフト付きの賃貸ならすぐにスペースを確保できるので、急なリモートワークも安心です。
仕事スペースと生活スペースをしっかりわけられるのも、ロフトの大きなメリットではないでしょうか?
ワクワク感を得られる
ワクワク感を得られるのもメリットです。
子どもの頃、押し入れや天袋を秘密基地として使っていた経験はありませんか?
高い位置にある狭い場所は、自分だけの特別な空間になりますよね。
秘密基地にいるようなワクワク感を得られ、特別な時間を過ごせるのも、ロフト付き賃貸の大きなメリットです。
ロフト付き賃貸に住むデメリットとは?
次にロフト付き賃貸に住むデメリットとはどのようなことが挙げられるのか、詳しく見ていきましょう。
上り下りが大変
ロフトは可動式のハシゴを使って上り下りします。
そのため移動するたびに上り下りが必要なのがデメリットです。
最初は上り下りも楽しく思えますが、毎日となると億劫になるもの。
そのためロフトにまったく使わなくなったり、寝室にしている方は布団を干さなくなったりすることもあります。
また元気なときは階段の上り下りが簡単にできても、ケガをしたり体調を崩したりするとスムーズにできなくなるでしょう。
そのため長い目で見て、本当にロフトが必要なのかを見極める必要があります。
光熱費が割高になる
ロフト付き賃貸に住むと、光熱費が割高になるのもデメリットです。
あたたかい空気はうえにのぼっていく性質があるため、冬はとくに暖房代がかさむかもしれません。
一般的な賃貸に比べて天井が高いので、設定温度になるまで時間がかかるのもデメリットでしょう。
また冷たい空気は下にたまるので、夏はロフトが暑くなる可能性も。
寝室として利用する場合、「暑くて寝付けない…」という事態も懸念されるので、夏はロフトを使わないなどの対策が必要です。
掃除がしにくい
小さな階段を使って上り下りするロフトは、掃除がしにくいのもデメリットです。
重たい掃除機や、長いお掃除ワイパーを持ちながらの上り下りは大変ではないでしょうか?
掃除の準備だけでも重労働となり、掃除が面倒になる可能性もあります。
ロフトの掃除を楽にするためには、「毎日少しずつ掃除する」というのがポイントです。
「朝布団をたたんだときに床を拭く」「寝る前に掃く」といった些細な積み重ねが、大掛かりな掃除を回避してくれます。
頭をぶつけてしまうことも
ロフトの天井高は1.4メートル以下なので、頭をぶつけやすいのがデメリットです。
天井の高さをわかっていても、思わず立ち上がってしまい、頭や腰をぶつけてしまうかもしれません。
とくにロフトを寝室として利用している場合、夜中に目が覚めたときや、起床時は注意が必要です。
寝ぼけている状態で急に立ち上がると、思わぬ大けがにつながる可能性があります。
背の高い方はとくに注意してください。
まとめ
この記事では賃貸物件のロフトとはどのようなものなのか、メリットとデメリットとともにお伝えしました。
開放感があり、部屋を広く使えるロフトに憧れを持っている方も多いですが、デメリットも生じます。
住んでみて後悔しないよう、メリットだけでなくデメリットをおさえたうえで賃貸探しをおこなってください。
\お気軽にご相談ください!/
弊社へのお問い合わせはこちら