大阪市のベッドタウンである守口市駅は、ここ数年、生活の利便性や環境から注目されています。
駅周辺には買い物や食事スポットが多く、公共施設も徒歩圏内に複数あり、それでいて、家賃は比較的抑えられているのがその理由です。
今回は守口市駅周辺の住みやすさについて施設、環境、家賃の点から解説していきます。

守口市駅は施設が充実していて、快適な住みやすさ

守口市と言えば、京阪本線の大阪市のベッドタウンとして有名です。
守口市駅は守口市の玄関口で、駅前からは市内を走るバスが多く発着しています。
京阪本線の淀屋橋駅までは電車で約12分、大阪駅までは約20分、梅田駅までも約25分程度で行くこともできる便利な立地です。
近くにはOsaka Metroの守口駅もあり、距離は500mほどで、徒歩6分程度で十分に移動でき、守口市駅の西口側でしたら2駅利用できるでしょう。
駅周辺はさまざまな施設やお店があり、わざわざ電車に乗って出かけなくても、駅の周辺で買い物や食事などはすべて済ませることができます。
まず大きいのが、京阪百貨店の存在です。
京阪百貨店の本社は守口市で、守口店は売り場面積も大きく、商品もとても充実しています。
どの駅も駅前にはスーパーやコンビニなどはありますが、デパートがあるのはとても便利で、会社帰りの楽しみも増えますし、町のステイタス的存在になっています。
また、駅前にあるスーパーは年中無休の西友です。西友は食料品と日用品のフロアは9時～24時まで営業をしているので、仕事や勉強で帰りが遅くなることが多いかたでも買い物がしやすくなっています。
他にも駅周辺には、スーパーやドラッグストア、コンビニがあり、買い物には困りません。
次は生活に関する施設で、まずは守口市役所です。
守口市役所は駅の西口側にあり、駅からは徒歩5～6分で行けるので、書類をもらったり手続きをしたりしに行くのも便利です。
守口市役所はOsaka Metroの守口駅の前の旧庁舎から新庁舎に移転しており、旧庁舎跡は今後イオングループの商業施設と住宅が建つ予定になっています。
市役所の地下部分には、中部エリアコミュニティーセンターもあり、公民館のような機能を持っており、会議室、防音の多目的室、調理室、和室、体育室などがあります。
できてからまだ日が浅いこともあり、とてもきれいで清潔感がある空間で、子ども向けのイベントも開催されていますよ。
また、運動をしたい人には駅の東口から徒歩5分の守口市民体育館が便利です。
守口市民体育館にはさまざまな種目のスポーツ教室やフィットネス教室があり、体を動かすのにはぴったりです。
守口市駅前の銀行はみずほ銀行や三菱UFJ銀行の守口支店があります。
駅からの徒歩圏内にはゆうちょ銀行が、徒歩では少し遠くはなりますが、自転車などがあれば比較的便利な場所に三井住友銀行や関西アーバン銀行などもあります。
駅前にはホテルもあり、守口市駅周辺の住民が宿泊する機会は少ないですが、実家の両親や友人が遊びに来たけれど、部屋が狭くて泊まれないという場合には便利ですね。
また、宿泊はしなくても、特別な日や特別な人との食事のためにホテルのレストランはぴったりの場所です。
駅周辺には飲食店も充実していますし、伝統ある店から新しいおしゃれな店までさまざまな種類のグルメが楽しめます。
買い物や食事などは店に困ることはありませんし、公的施設も駅に近く、とても便利な立地です。
観光地はそれほど多くはないですが、隣の駅の西三荘駅の近くには、パナソニックミュージアムがあり、他に古い寺や神社などもありますよ。

住みやすさ抜群の守口市駅周辺の環境

守口市は大阪市にほど近いということもあり、大阪市のベッドタウンの役割を持っています。
先ほども取り上げたように、生活の利便性もよく、住むのにいいところです。
守口市駅周辺は店も多く、道も明るく、それほど治安が悪いといったことはありません。
しかし、駅から少し離れたところでは、夜ひったくりの被害も起きていたり、不審者に声をかけられたりしたという事例もあるので、油断はしないようにしましょう。
守口市駅の東口側には交番もありますが、Osaka Metro守口駅に近くなると、飲み屋が増え、少し騒がしい印象を持つ人もいるかもしれません。
住宅街は比較的落ち着いていますが、場所によっては街灯が暗い場所もあるので、女性や仕事や勉強で帰りが遅い人は、部屋探しの際には明るい道に面した物件を選びましょう。
守口市は、以前は子育て支援が整っているとは言いにくい状態で少子化も進んでいました。
そこで、全国の市で初めて、幼児教育や保育の無料化を実施し、小規模保育園を充実させ、待機児童は一気に減り、2019年と2020年は待機児童がゼロになっています。
もちろん希望の園に入れない人もいますが、第2、3希望ぐらいまでには入れる人がほとんどだとか。
他にも子育て環境を急ピッチに整えており、先ほども挙げた中部エリアコミュニティーセンターにはキッズコーナーもあります。
それほど広くはありませんが、未就学児が遊べ、ちょっとした絵本やおもちゃもあるので、少し歩けるようになったぐらいまでのお子さんでしたら十分に楽しめます。
また、守口市民体育館では子ども向けのスポーツ教室もあり、学校外でもスポーツに親しむことが可能です。
緑が少ない印象を受けるかたもいるかもしれませんが、小さい公園は充実しています。
それから、少し遠くはなりますが、自転車などを使って淀川沿いまで行けば、河川公園などもあります。
ただ、大通りは交通量が比較的多いので、気をつけて歩いたり自転車に乗ったりするようにしてください。
ここ数年は守口市や子育てしやすい環境を整えるために努力している様子が分かり、これから守口市で子育てをするかたには、安心して住み続けられるのではないでしょうか。

住みやすさがおすすめの守口市駅周辺の家賃

守口市駅周辺で賃貸住宅を探す際には、場所によっては京阪本線守口市駅の一駅しか利用できない場合があります。
一方で、京阪本線土井駅や西三荘駅、Osaka Metro谷町線守口駅、大日駅も十分に徒歩圏内に入る地域もあります。
守口市駅の家賃相場は一人暮らしに人気のワンルームで4万円以下、1Kで5万円以下程度です。
家賃が6万円程度になると、バストイレ別の物件やエアコン付きの物件が多くなります。
一方、家族に人気の2LDKでしたら10万円を少し超えるぐらい、3LDKで12～13万円になります。
これは駅から10分程度の場所を基準にしていると考えてください。
守口市は京阪本線の準急、区間急行、急行、快速急行が停まることから、同じ京阪本線の近隣の駅である滝井駅、土居駅、西三荘駅、門真市駅よりも家賃は若干高くなっています。
若い人の間ではネットで部屋探しをするのが主流になってきていますが、守口市駅の近くには不動産会社も多く、実際に不動産屋を周っての物件探しもおすすめです。
守口市駅は大阪の中心部から近くアクセスもいいことから、一人暮らし世代、子育て世代が多く移り住んできています。
そのため、賃貸物件も新築か、比較的築年数の浅い物件が多く、きれいな物件が多いので物件選びも楽しみながら進めてみて下さい。
繰り返しになりますが、守口市駅周辺は店が多く人通りもありますが、それでも帰りが遅い人は注意してください。
部屋探しの際は、物件周辺の夜の様子も確認できれば安心できるでしょう。

まとめ

今回はその住みやすさから注目されている守口市駅周辺について、施設、環境、家賃の点から解説してきました。
駅周辺は買い物や公的機関が充実していて、とても利便性がよく、そのため家賃はそれ相応となっています。
実際にエリアに訪れてみれば、若い人や子育て世代に人気が出ているのも十分に納得できるはずですので、是非立ち寄ってみて下さい。